【成長環境】POLエンジニア開発合宿を覗き見!
はじめに
はじめまして、POLエンジニアインターンのマットです!
2019年2月からエンジニアインターンとしてジョインした、24歳大学7年生です。 POLでは主に、新規事業のサーバーサイドをJavaで開発しています。
さて、今回のPOL技術ブログでは、2019年5月に開催されたPOL開発合宿を、参加者目線で振り返ります!!
POLプロダクトチームとは?
株式会社POLは、研究関連市場を、テクノロジーを使って変革するLabTech(研究領域×IT)の会社です。そしてPOLプロダクトチームとは、LabbaseやLabbase Xといったサービスの開発とデザイン全般を担当する組織です。
プロダクトチームには現在25名のメンバーがおり、そのうち学生インターンが20名弱。また、つい1ヶ月前に20卒として新卒でPOLに入社したインターンメンバーが2名いるなど、かなりフレッシュなチームです。
※新卒入社エントリーはこちら
開発合宿開催の経緯
POLには「BHAG Driven」(「達成困難な大胆な目標(Big Hairy Audacious Goals)を打ち立て、高みを目指してやり抜こう。」)というバリューがあります。プロダクトチームも同様に高い目標を立てているため、技術力に課題を感じるメンバーもいます。そこで、「普段は経験できないチャレンジングなアプリケーション開発に取り組むことで、技術力も団結力も高めよう!」というインターンメンバーの声がきっかけとなり、1泊2日ハッカソン形式の開発合宿が開催されました。
合宿は、1泊2日のハッカソン形式で、「POL社内ツールを作ろう!」というテーマで開催されました。抽選で決定した3チームに分かれてアプリケーションを開発し、最終日にチームマネージャーや他部署の責任者から技術やユーザーの視点からフィードバックと順位付けがなされました。優勝賞品として「チームメンバー1人につき1万円分の豪華ディナー券」が用意されました!燃えないわけがありません!
出場チームは3チーム!それぞれ簡単にご紹介します。
① チームなっつ 開発アプリ「Look Back」 概要 社内文化であるLook Back(※後述)を管理するダッシュボードアプリ (チーム名は僕が3秒で考えました。)
② まる組 開発アプリ「enoeno」 概要 メンバー間の1on1管理アプリ (誰も使ったこと無い「Go + TypeScript」で開発。丸2日で完成させていました!これぞBHAG Driven!)
③ ぶりまーぱんびのとぷ 開発アプリ「Value App」 概要 slackのメッセージからValue発揮度を評価できるアプリ (欠席メンバーに代わって急遽マネージャーのまーさんが参加!短い時間でアプリを作りきりました)
今回私は「チームなっつ」に配属されました。チームなっつのメンバーは全員学生。簡単にご紹介します!
なっつ 大学院生でありながらPOL新卒社員。学生ながら新規事業開発責任者を任されるほど厚い信頼を寄せる。チームリーダー
どら 技術面でチームを引っ張るすごいやつ。見た目はクール、中身は熱い。いつも鋭い目線でコメントしつつ、たまに子供っぽいかわいい一面も。
れお インテリイケメンボーイ。エンジニア歴は5ヶ月だが、余りあるフレッシュさと気合で乗り切る。
マット 本ブログ著者。「マット」はプロダクトチームでの愛称。顔がエンゼルス大谷翔平選手に似ていること、また大谷選手が某マットレスの広告に載っていることが由来。あだ名の付け方が雑なのも、POLプロダクトチームの特徴のひとつ。
開発でこだわった点
私達のチームは1週間ほど前から、POL社員へのヒアリング調査や設計などの準備をして開発合宿に臨みました。開発にあたってチームとしてこだわった点を3つ挙げます。
① 徹底した「ユーザー視点」
ハッカソンでアプリを完成させるだけではなく、実際に社内で使用してもらえるようなアプリ開発を目指して、ユーザーヒアリングを行いました。POLには「Iceberg Mind」(成長とは、アイスバーグ*を大きくすること。一人一人の成長が、POLの成長を支える。)というバリューがあります。(アイスバーグに関してはこちら)それぞれがアイスバーグを大きくするための、Look Backという習慣があります。Look Backとは、『1日の反省をテキストにまとめslackに投稿することで、自分の課題を明確にし、ネクストアクションにつなげること』です。
実際のLook Backの様子
しかし、Look Backには「メンバーのごく一部しか、Look Backを継続できていない。」「メンバーのLook Backへのフィードバックが少ない。」といった課題がありました。
ユーザーヒアリングを通して、「投稿がタイムラインで流れてしまう」「検索やお気に入りができず、振り返りがしにくい」「Look Backに対するわかりやすいインセンティブがないため、習慣が定着しにくい」などの原因が見えてきました。
そこで各メンバーのLook Back状況を可視化・比較するダッシュボードアプリを作ることで、Look Back状況を定量的にに把握し、積極的に行うメンバーを称賛することで、各メンバーのLook Backへのモチベートを図りました。
最終日の審査では、社内のメンバーへのヒアリングにて明らかになった課題設定をプロダクトで解決する姿勢が評価されました。一方で、「普段Look Backしない人をどうLook Backしたくさせるか」「上長の目線だと新たな可能性があるのでは」など想定しきれていなかった点をいくつも指摘いただきました。
② 触れたことのない技術へのチャレンジ
BHAG Drivenなチャレンジとして、ナッツチームでは、以下の技術を導入しました。 普段使用しないRuby on Railsでのアプリ開発 インフラ構築としてDockerの導入 静的コード解析ツール Rubocupの導入 etc..
結果として、Dockerを使いこなすのにメンバー全員でだいぶ苦戦しました。(コンテナの起動に数十分かかることも)しかし、普段はチャレンジできない技術にふれることで、普段の開発に活かす自信が湧きました。
③ チームプレー
普段の業務において、アプリの設計から実装までの一連の工程を手がける機会はなかなかありません。また各メンバーの得意分野も様々なので、開発当初は大きく役割分担をして作業を進めました。終盤にかけて、機能実装から中間・最終発表のスライド作成まで、かなり流動的に進めました。メンバー同士でお互い質問しあいながら、チームで協力して開発を進めることができました。結果として、時間ギリギリではあったものの、最終発表プレゼンにてユーザの課題深掘りやデモなど「見せ方」も高評価をいただきました。
開発合宿で得た学び
2日間でのアプリ開発を通じて、普段は得ることができない様々な経験をすることができました。特に大きかった学びを3点ご紹介します。
① エンジニアだからこそ真にユーザーのためのプロダクトづくりを!
普段の開発業務では、どれだけ「ユーザー目線で」と思っていても、高い目標や短い納期を掲げていることで、どうしても「ユーザ目線」よりも「スピード」を重視してしまうケースが多く見られました。
しかし、今回POLメンバーのためのアプリを開発するにあたって、「メンバーの課題はなにか」「どうしたらメンバーに使ってもらえるアプリになるか」という視点で、それぞれの顔を思い浮かべながら臨むことができました。普段の開発でも決して忘れることが内容、身の引き締まる思いになりました。
② 普段の開発でも新技術を積極的に取り入れたい!
開発を進める上で、「本当にメンバーのことを思って開発をするなら、無理に新しい技術を導入すべきではないのではないか?」という議論をしました。
チームで出た答えは、「短期的には既存の技術で安定した確実な価値をユーザに届けるべき。しかし、数年、数十年というスコープでユーザのためを思ったときには、新しい技術を導入していくことで初めて大きな価値を提供できる」ということでした。
普段の開発でなかなか触れることができない技術とことん触れることができた今回のハッカソンはまたとない貴重な機会となりました。
③技術力関係なく、できることから助け合っていこう!
どのチームも、メンバー間の技術力には差がありました。しかし、2日という非常に短い期間でのアプリ開発を一人の力で成し遂げることはできません。必ずメンバー同士の協力が必要です。お互いを信頼し、かつ遠慮せずに分からないところは質問し、ときには意見をぶつけ合うことでしか、本当の意味でのアプリ開発はできないということが、合宿を経てわかりました。
最後に
結果として、3チームのうち我らがチームなっつが優秀賞をいただきました!豪華ディナー、楽しみすぎる....!!
今回は、社内全体の理解と協力があって合宿開催が実現しました。特に、ビジネスサイドのPOL社員のみなさまには、多忙の中多くの時間をヒアリングにご協力いただき、深く感謝申し上げます!
今後は、合宿にて開発したアプリに修正を加えつつ、本格的な社内利用に入っていく予定です。
We are Hiring!!
POLプロダクトチームには、ともに成長する仲間と環境が揃っています!もし興味がある方がいれば、ぜひお話をしましょう!